ダウ工業平均が21,000ドルを超えるなど好調なアメリカ経済を裏付けるかのように、3月の利上げがほぼ確定的となった今週。
112.07円からスタートしたドル円は高値114.74円・安値111.67円・終値が113.99円という動きとなりました。
先週が小幅展開であっただけに今週はその分も含めて変動したといった感じです。
週間値幅は3円を超え、ややボラティリティの高い週でしたがiサイクル注文での両建て実験はどのような結果となったのでしょうか?
iサイクル注文両建てポジションの詳細
2017年1月23日に証拠金499,930円でスタート。
選んだ通貨ペアはドル円。
最近はそうでもないですが、基本的にドル円はボラティリティが低く、iサイクル注文のようなグリッドトレードには比較的向いている通貨です。
またメジャー通貨なのでスプレッドが低いのも魅力です。
今回建てたポジションの画像です。
上が買いポジ、下が売りポジです。
ともに想定変動幅を1500pips、対象資産を36万円に合わせています。
対象資産が少ないためポジション間隔は少し広めの51pips、最大ポジション数は29ポジション(1ポジションあたり1,000通貨)です。
出口戦略は?
iサイクル注文などの自動売買を行うときに「最も重要なのが出口戦略」です。
想定している変動幅に収まっている限り、基本的には利益が出続ける仕組みなので、現在のドル円価格113円付近から±1500pips、つまり98~128円の中で「あまり急激でない」動きをしてくれれば利益が発生します。
もちろんiサイクル注文はレンジ追尾型なので大きな波が何度も発生してしまうと、例え想定している価格の中で動いているとしても損失が発生してしまうこともありますが、今までの経験上発生頻度は少ないのであまり気にしていません。
問題なのが「利益が発生した時いつ利食うか?」と「損失が発生した時いつ損切を行うか?」です。
今回の出口戦略は次の条件を考えています。
- 利益が総資産の5%を上回った時
- 損失が総資産の5%を下回った時
- 想定変動幅からはみ出た時
- 3ヶ月が経過した時
いずれかの条件を満たしたとき、一度iサイクル注文を全決済しスクウェアに戻します。
こうすることで、大きな相場変動が発生した時に大損害を被ってしまうことを避けていく予定です。
2017年3月5日追記
ドル円両建てポジションの結果
今週は買いで新規3本・決済6本、売りで新規7本・決済4本という結果でした。
各損益の週間変動は
- 実現損益 +5,063円
- 含み損益変動 +2,040円
- 合計損益変動 +7,103円
となり、6週間での合計損益は+23,757円となりました。
通貨ペア・方向 | 新規 | 決済 | 実現損益 | 含み損益 |
ドル円・買い | 34 | 31 | 15,363円 | -5,960円 |
ドル円・売り | 36 | 31 | 12,996円 | -1,120円 |
合計 | 70 | 62 | 30,327円 | -7,080円 |
※若干ずれているのはスワップ金利の影響です
現在のポジション数は買い:3本、売り:5本となっています。
6週間前に始めたiサイクル注文の両建て実験ですが、一番最初に取ったポジションのドル円価格は113.34円。
そして現在の価格は113.99円です。
今週は上下に大きくブレましたが、結果として6週間で動いた価格は円安方向へ0.65円と「iサイクル注文にはうってつけ」の相場となっています。
さらに両建てをしているので、その効果は倍増という状況で、年率換算すると41%という数字です。
現時点でも2万円を超える利益が出ていますので、相場環境に助けられている側面は否めませんが、まずまずの状況です。
iサイクル注文はこちらから始められます。
外為オンライン
大島優子さんでおなじみのFX会社です。
複数時間足を同時に表示できるハイブリッドチャート、投資家のポジション動向を確認できるディールスコープ等、トレーダーなど幅広い層から支持されています。中でも人気なのが自動売買システムの「iサイクル注文」
細かい利益を積み上げていき「レンジ自動追尾機能」も完備でFX初心者にも人気です。