iサイクル注文の両建てを行うとどうなるのか?
以前のブログでその検証を行っていましたが、その効果は抜群で「レンジ想定幅」を間違えないように注意を払えば、リスクに見合ったリターンが望める確率の高い手法です。
デモ口座での運用が2か月を過ぎましたので、その結果について報告していきたいと思います。
デモ口座運用開始時・対象通貨ペアは?
アメリカ大統領選挙の開票があった1週間後くらいの2016年11月17日から開始しました。
最初に持ったポジションはドル円が109.19円、ユーロドルが1.0713ドルでした。
2016年1月17日現在ではドル円が114.20円、ユーロドルが1.0694ドルですので、この2か月ではドル優勢であったことが分かります。
ではドル円を両建て運用したデモ口座の損益はどうなったのか?
詳しく解説していきます。
デモ口座での運用ルール
外為オンラインでは練習用にデモ口座を開くことができ、リアル口座同様の値動きや高機能ツールを利用することができます。
「何度か売買してみないと感覚が分かりづらい」自動売買のiサイクル注文も、デモ口座で運用することができます。
ただしデモ口座では2つの縛りがあります。
それは「口座資産」と「コース」です。
口座資金は300万円からスタート
デモ口座運用の場合、口座資金は300万円からのスタートとなります。
これはトレード以外では増やすことも減らすこともできず、1000万円で始めようとしても金額の設定はできません。
後述しますが、この資金だとボクがよくやっている三つ巴ポジションの構築など、多通貨ペアへのiサイクル注文発動ができません。
コースは通常のみ
外為オンラインは通常4つのコースが用意されています。
コース | 最低取引数量 | ロスカット値 |
L25 | 10,000通貨 | 取引証拠金 × 20% |
L25 mini | 1,000通貨 | 取引証拠金 × 20% |
L25R | 10,000通貨 | 取引証拠金 × 100% |
L25R mini | 1,000通貨 | 取引証拠金 × 100% |
ボクがリアルマネーでiサイクル注文を行う時はL25R miniコースですが、デモ口座の場合mini口座を選ぶことができません。
ですから、1,000通貨での細かい取引を行うことができず、たとえば40本のトラップ注文を仕掛ける場合は最大で40万通貨(レバレッジ25倍で200万円近くの資金)となってしまい、300万円の資金量では複数の通貨ペアを持つのが難しいんですね。
資金300万円で組んだiサイクル注文
外為オンラインでは、両建て注文を行うと「MAX方式」という証拠金の計算がなされます。
両建て注文とはいわゆる「天秤が釣り合った状態」ですので、もしドル円の買いと売りを取引した場合、「どちらか証拠金額の高い方」の分だけ証拠金を納めればよいということになります。
これを利用して、最低取引数量が10,000通貨のデモ口座でも両建て注文を行うことができます。
2ヶ月間のiサイクル注文結果はこちらです。
通貨ペア | 売買方向 | 決済本数 | 損益 |
ドル円 | 買い | 34 | 209,475 |
ドル円 | 売り | 16 | 153,330 |
ユーロドル | 買い | 22 | 171,608 |
ユーロドル | 売り | 5 | 89,099 |
合計 | 77 | 623,512 |
ドル円は期間中ドル円が109.19円⇒114.20円(5.01円の円安)、ユーロドルが1.0713ドル⇒1.0694ドル(0.0019ドルのドル高)でしたが、全ての通貨ペアで損切りは発生せず、大きく利益を確保することができました。
もちろん現在抱えているポジションに含み損(-189,121円)がありますが、それを差し引いても434,391円のプラスとなっています。
年率換算すると187%という驚異的な数値となりました。
まとめ
いかがでしたか。
自動売買といえばMT4などを利用して行う売買手法などを思い浮かべる方もいらっしゃるかと思いますが、外為オンラインのような「自動売買システムを用意しているFX会社」も複数あり、投資手法をアレンジすることで上記のような利益率を求めることも可能だったりします。
ボク自身、以前のブログでしばらく検証していてもちろん負けることもありましたが、トータルでは勝ちこすことが出来ています。
今月末にはトランプ氏の大統領就任式があり、為替相場が少し流動的になることが予想されていますので、その動きを見てからリアルマネーでiサイクル注文の両建てを再開する予定です。
全て包み隠さずこのブログで報告していく予定ですので、ぜひ楽しみにしていてくださいね^^
外為オンライン
大島優子さんでおなじみのFX会社です。
複数時間足を同時に表示できるハイブリッドチャート、投資家のポジション動向を確認できるディールスコープ等、トレーダーなど幅広い層から支持されています。中でも人気なのが自動売買システムの「iサイクル注文」
細かい利益を積み上げていき「レンジ自動追尾機能」も完備でFX初心者にも人気です。