買った途端になぜか下がる、、、
そんな経験ありませんか?
実はその売買、誰かに見られているかも知れませんよ?
と、やや大げさな出だしで始まりましたが、個人投資家の売買動向が見えたらいいと思いませんか?
個人投資家は必ずしも負けている訳ではありませんが、その8~9割は負け越しているといわれています。
では個人投資家のポジションと逆に売買してみたら一体どうなるのか?
そんなツールが外為オンラインのディールスコープです。
その効果と使い方、またディールスコープを利用した売買手法について書いてみましたのでご覧ください。
外為オンラインのディールスコープとは?
ディールスコープとはその名の通り「ディール(取引)」を「スコープ(視る)」ことのできる高機能ツールです。
外為オンラインでは口座を利用している会員の統計データを基に、取引がどのくらい行われているかをチャート上で確認することができます。
このように、外為オンラインで買いや売りのポジションを持っている人数やそのポジション数までチャートで視覚的に見ることができます。
上記の画像は外為オンラインのサイトのものですが、ここでも「ディールスコープと為替相場は逆相関の動きをすることが多い」と明記されています。
この記事の見出しで「誰かに見られているかも知れませんよ?」と書いたのも、遠からず間違っていないかもしれませんね。
2016年のディールスコープ時系列データ
上記グラフは外為オンラインのディールスコープとYahoo!ファイナンスの2016年ドル円日次データをグラフ化したものです。
ご覧の通り、かなりハッキリと逆相関の動きが見て取れます。
なお、外為オンラインのディールスコープは時系列データをエクスポート出来ませんので、直入力したデータを用意しました。
良かったら参考にしてみてください(かなり大変でした汗)。
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【外為オンライン】ディールスコープ-2016年日次時系列データ-
外為オンラインのディールスコープの2016年時系列データ(日次)です。 最大で過去1年弱しか拾ってくることができませんでしたので、最初の日付は2016年2月9日となります。 ディールスコープは外為オン ...
グラフ上で特に如実に表れているのが後半の部分ですが、ここは「アメリカ大統領選」によるドル円急上昇の場面です。
ドル円がグーンと上昇しているにもかかわらずディールスコープのポジション数が下がっているのが分かります。
ディールスコープをどのように使えば良いのか?
それでは実際にディールスコープを使用した売買について考えてみます。
ただ、ここでひとつ気を付けなければいけないことがあります。
ディールスコープには買いと売りの人数差とポジション数差を見ることができますが、人数差については「誰がどのくらいポジションを持っているかは分からない」ため、実際に検証するときにはポジション数差で見たほうが良いです。
人数差では買い優勢なのにポジション数差では売り優勢ということもあるので気を付けましょう。
また、これは人によって考え方が違うので何とも言えませんが、ディールスコープは数字の日々のばらつきが大きいので「ある程度の期間平均」を見たほうが良いです。
どの期間で見るかによりますが、例えば日次データを利用する場合、ボクは5営業日の平均値を算出して見ています。
この平均値を上回ったら個人投資家のポジションが積み上がってきていると判断し売りポジションを、反対に下回ったら買いポジションを持つ戦略で考えてみます。
ディールスコープを使った売買手法
それでは以下の条件で仮想売買(バックテスト)を行ってみます。
項目 | 条件 |
通貨ペア | ドル円 |
検証期間 | 2016年2月~12月 |
買いサイン | 過去5営業日の平均が当日の80%を切った時 |
買いストップ | 当日の数値が過去5営業日の数値を超えた時 |
売りサイン | 過去5営業日の平均が当日の120%を超えた時 |
売りストップ | 当日の数値が過去5営業日の数値を切った時 |
上記サインが出た翌日の始値で売買をしたと仮定してテスト開始です。
(ドル円時系列データはYahoo!ファイナンスのもの)
で、テストしてみた結果がこちら。
売買方向 | 勝ち | 負け | 勝率 | pips |
買い | 10 | 3 | 70.00% | 614.6 |
売り | 9 | 7 | 56.25% | 785.4 |
合計 | 19 | 10 | 65.52% | 1400.0 |
※手数料は計算していません
あくまでバックテストであり、また時系列データも手入力したものですので参考程度に見ていただけると幸いですが、買い売りどちらのポジションでも勝ち越しているのが良いですね。
まとめ
いかがでしたか。
「個人投資家の現在のポジションを知る」
ということがどんなに重要か感じていただけたのではないでしょうか。
外為オンラインはすでに44万口座以上を持つ初心者に人気の会社です。
でも逆に考えれば「FX初心者が多い」ということもいえますね。
FXは相場が変動する時は一気に一方方向へ動きます。
ディールスコープのような高機能チャートを利用して、急な相場変動時にも狼狽えず「大口投資家」になった気持ちでトレードしていくのが賢い戦略かもしれませんね。
外為オンライン
大島優子さんでおなじみのFX会社です。
複数時間足を同時に表示できるハイブリッドチャート、投資家のポジション動向を確認できるディールスコープ等、トレーダーなど幅広い層から支持されています。中でも人気なのが自動売買システムの「iサイクル注文」
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