自動売買のiサイクル注文で注目を浴び、ここ最近急激に口座数を伸ばしている外為オンライン。
なぜそんなにもFXトレーダーから注目されているのか、その人気の理由について迫ってみました。
口座獲得数の伸びがハンパない
外為オンラインのサイトによると、2013年の口座数は359,450件。
そこから2014年は404,102件、2015年は443,793件と年率10%の伸びを見せており、2016年の口座数開示はまだですがすでに45万口座を超えています。
この45万口座というのはFX業界でもトップクラスの数値で、口座数を開示しているFX会社の中で40万口座を超えているのは他にDMM.com証券・GMOクリック証券だけです(独自調べ)。
国内だけでもFX会社は数十にも及び、それぞれが独自のサービスやシステムを提供しているにもかかわらず業界トップクラスの口座数を保有しているのですから、何かしら人を惹きつける秘密があるのでしょう。
その秘密には2つのワケがあった
外為オンラインがここ最近ガンガンと口座数を伸ばしているのには2つのワケがあります。
それは「情報収集ツール」としての側面と「自動売買を利用する」ユーザーの増加です。
情報収集ツールとしての側面
ボクは個人トレーダーです。
まだまだFXだけで生活していくことができるような稼ぎがあるわけではないので「プロ」ではないですが、友人に「プロ」は結構います。
そのプロたちとよく話をするのですが、使用している口座はJFXや楽天FX、SBIFXなどのいわゆる「スプレッドが狭い」FX会社がメインだそうです。
基本的には複数の口座を持ち、トレードをする通貨ペアによって有利なFX会社を使い分けていました。
ただ、実際にトレードをする口座以外にもさらに幾つかの口座を持っていて、その中のひとつに外為オンラインが入っていました。
外為オンラインはスプレッドが狭いわけではなく裁量トレーダーは敬遠しがちなFX会社ですが、実は情報収集ツールとしてピカイチな性能を持つシステムがチャートに搭載されています。
プロトレーダーの友人は、そのシステムを利用して過去のトレード結果を分析したり、過去の経済指標発表時にどのような値動きがあったかを確認したりしているそうです。
外為オンラインのチャートでは月足から5分足までの複数時間足のチャートを重ねてみることのできる「ハイブリッドチャート」が見れたり、通常のチャートにニュースを表示できる「NEWSチャート」機能を利用することができます。
●ハイブリッドチャート
●NEWSチャート
また一番利用しているシステムがディールスコープだそうです。
ディールスコープでは個人トレーダーのポジション状況がひと目でわかるツールです。
ディールスコープが上がっている⇒個人トレーダーのポジションが増えている⇒機関投資家がストップ狩りを浴びせるために売りポジションを持つ⇒ドル円が下がる
というのが顕著に表れ、このツールを用いて実際のトレードの参考にしているんだとか。
裁量トレードを始めたばかりの頃は「なぜロングしたら下がりショートしたら上がるんだろう?もしかして誰かに監視されているんじゃないか??」
と疑問に思ったことがありますが(笑)、実はそれあながち間違いではなかったのかもしれません。
こんなツールを使われていたら上がるか下がるか50%のはずのFXでもそりゃ負けてしまいます。
自動売買を利用するユーザーが急増
最近は時間が取れるようになり裁量トレードの勉強をしていることが多いですが、ボク自身自動売買システムを利用してトレードを行っています。
自動売買を選択した理由は主に2つです。
まずは「時間を有意義に使いたいから」です。裁量トレードをしていて本当に思うのですが、「勝てるな!」と自信をもってトレードできるタイミングって本当に少ないです。
それこそ1日中チャートとにらめっこをしてようやく結果が残せるかも?といったところです。
釣りだってもう少し浮きがピクピクするのに、FXだとせいぜい1日に5~10回程度、丸1日チャンスが無い時だってあります。
それでも勝てればまだ良いですが、もちろん勝てない時だってあります。
時間を有意義に使いつつ、FXで結果を残したいと思うのならやっぱり自動売買は選択肢の一つとして考えるべきですね。
もう一つの理由は「ルールを守れないから」です。
よく「損小利大」と言いますが、実際に裁量トレードをやっているとその難しさに遭遇します。
丸1日がんばって30pipsの成果を出し、さあ次が今日最後のトレードにしよう!と張り切ってトレードするも、ポジションを持った瞬間に逆行して気づけば-20pips。
このままじゃ今日頑張った分の利益が全部吹っ飛んでしまう… と損切せずに我慢しているとさらに一段下がり、ついには-50pips。
こうなるともう損切どころじゃなくなってしまい、ひたすら神頼みです(笑
これがもし自動売買なら自分の感情を切り離すことができ、もしかしたら10pipsの利益で当日は終えられていたかもしれません。
ボクが自動売買を行っている最大の理由は「システムにルールを守ってもらう」ためです。
iサイクル注文は勝てないのか?
外為オンラインの自動売買システムは「サイクル注文」と「iサイクル注文」の2種類です。
サイクル注文が自分で設定した値幅でのリピート注文なのに対し、iサイクル注文は「もし設定した値幅を更新しても自動追尾してくれる」機能がついています。
どちらも一長一短な部分がありますが、いずれにしてもひとつ言えることがあります。
ひとつの注文だけならただの裁量トレードと変わらない
ということです。
ひとつの通貨ペアでロングもしくはショートで自動売買を出したとしても、それは裁量トレードでロングまたはショートの注文を出したのと同じか、またはそれよりも期待値は低くなります。
もしずっと1円くらいの値幅で推移していれば別ですが、昨今の為替市場でそんなことはまずありません。
どちらかというと、トレンドが出来やすい状況が続いています。
もし自動売買を行うのなら必ず複数のシステムを走らせるのが賢明なやり方です。
三つ巴トレードや両建てトレードなどはそのひとつで、もし急激なトレンドが発生してしまいマイナスになってしまったポジションがあっても、その他のポジションで損失を補てん(全部ではないですが)してくれます。
iサイクル注文は出口戦略が一番大事
これは長年iサイクル注文に携わってきて出したボクなりの考え方なんですが、iサイクル注文は「出口戦略」を決めることが一番重要だと思っています。
iサイクル注文は「想定変動幅」というのを最初に決めることができます。
これは過去の値動きから自動的に算出され、たとえばドル円が過去6か月間に1000pips動いたのなら「想定変動幅6か月」を選ぶと1000pipsの下げまでは耐えられるようにポジションを持ちます。
ということは、逆に考えれば6か月以上ポジションを持ち続けていたら損切が発生する可能性が高いということでもあります。
ボクの場合、想定変動幅を6か月としたらポジションを持つのは最大でも6か月、状況によってはその半分の3か月程度でいったん手仕舞いをするようにしています。
また急激な相場変動により想定外の利益や損失が発生することもあります。
そのため、総資産の5%を超える利益や損失が発生した場合、その時点ですべてのポジションをスクウェアに戻します。
たとえば100万円の資金で始めた場合は、5万円の利益または損失で全て手仕舞いをして、再度ポジションを取りなおすという意味です。
どんな投資手法でも「100%勝てる」聖杯なんてものはありません。
投資をする上で一番大事なのは資産を守ることで、そのためには資金管理が絶対不可欠です。
人生をもう少し裕福にするために投資をしている方がほとんどでしょうからあまり固執せず、もし負けてしまった場合は素直に負けを認めて、もう一度挑戦できるようにするのが賢い戦略だとボクは思います。
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